足立よみうり 第307号  2007年(平成19年)7月20日号より転記


第3の大学誘致へ  旧元宿小跡を公募で

 足立区は、旧元宿小学校および旧千住児童館老人館跡の土地の一括売却について、大学誘致を目的とした事業提案型プロポーザルを実施すると発表した。
 跡利用の用途は、学校教育法に掲げる大学およびその関連施設に指定。応募資格は、大学の運営実績があるか、確実に運営することが可能な学校法人に限られている。
 また応募者に提案を求める事業概要のうち、区と協働する事業については、「地域防災」「地域経済活性化」「教育」の3施策への寄与に関する記載を必須とした。
 旧元宿小と旧千住児童館老人館跡とは徒歩5分ほどの距離。土地は合計約9324平方メートルで、最低売却価格は21億4837万円と設定された。
 公募受付は9月3日から12日まで。提案内容は選考委員会が審査し、区長が事業者(優先交渉権者)を決定する。事業者の内定、仮契約は10月中旬を予定。
 旧耐震基準で建築されている校舎など旧元宿小の建物は、事業者に無償譲渡される。また区は、旧元宿小の「おばけ煙突モニュメント」の移設、存続を事業者の負担で求めており、設置は同敷地内で一般区民が見学できる場所と指定している。
 区はこの事業提案型プロポーザル方式でこれまで、旧第2中跡に東京未来大学を誘致している。開学が実現すれば、千住地区に3校目の大学キャンパスの誕生となる。

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